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脚のむくみをとるセルフケア

素足になることが多い夏。
脚のむくみや疲れはその日のうちに解消して、身も心もすっきりと朝を迎えましょう。

Point1

どうして脚はむくみやすいの?

むくみは、体内に余分な水分がある状態で、血液やリンパ液中に滞った水分が、体内に沁み出ることで起こります。心臓から離れた場所にある脚は、循環する血液とともに水分が心臓に戻りにくいため、むくみが起きやすい場所です。
むくみを解消するために、脚の血行を良くして水分が脚にたまらないようにしましょう。

Point2

冷え、血行不良はむくみの大敵

夏場は素足になることが多く、外気に触れて足元が冷えやすくなります。また、エアコンの冷気など冷たい空気は下に溜まるので、脚元を冷やしてしまいます。冷えは血管を収縮させて血行を悪くするので、むくみの原因になります。
長時間のデスクワークで座りっぱなしだと、脚を動かさないため血行が悪くなります。夕方、仕事から帰るころには脚がむくんでパンパン……というときの原因は血行不良にあるのです。
ほかにも運動不足や、ストレス、寝不足、過食などによる自律神経の乱れなどが、血行不良の原因になるといわれています。

Point3

むくませないためにできること

余分な水分が脚に滞らないようにするには、血液の循環を良くすることが肝心です。そのためには、体を冷やさず、適度に運動し、規則正しい生活を送ることが基本。水分を過剰に摂取しないことも大切です。また、血流を促進する構造の着圧ソックスを履くのもおすすめです。最近は、睡眠時に履くタイプもありますので、寝ている間にむくみを軽減する効果が期待できます。

Point4

さするマッサージで簡単セルフケア

血行を促し、脚のむくみを軽減する簡単なマッサージを紹介します。方法はとても簡単。脚を下から上にさするだけです。足首当たりから膝まで、そして膝から太ももを表(すね側)、裏(ふくらはぎ側)ともにさすりましょう。毛細血管やリンパ管は皮膚のすぐ下にあるので、強くさすらなくても血液やリンパ液を刺激できます。血液やリンパの流れが良くなってくると、体が温かくなり、皮膚の色も明るくなってきます。
体が温まったお風呂上がりに行うとより効果的ですが、気づいたらいつでもどこでも、こまめにさするのがポイント。やればやっただけ、脚が軽くなります。

監修

三條場ゆうき リフレクソロジーサロン「エスメール」代表
リフレクソロジーサロン併設スクールでリフレクソロジーを学び、リフレクソロジストの
認定を取得。その後、2年近くサロンに勤務し、2000人近くにリフレクソロジーを施術。
2001年、強めの施術を特徴とするリフレクソロジーサロン エスメールを東京・青山に開業。