カラダとココロの健康アドバイス カラダとココロの健康アドバイス

ほっと一息、体にやさしいハーブティー

寒い冬には、自然の恵みたっぷりのハーブティーを飲んで、体の芯から温まり、
心身ともにリラックスしましょう。

Point1

ハーブティーの魅力

香草、薬草と訳されるハーブは、香りがあり、健康や美容など「人の生活に役立つ植物」の総称です。ハーブに含まれる有効成分が心身に穏やかに影響して体調を整えるといわれ、古くから民間療法の素材として世界中で取り入れられてきました。
ハーブは香辛料として食事に利用したり、ポプリにして香りを楽しみながら虫よけにしたり。また、化粧品の原料になるなど、さまざまな利用方法があります。そのなかでも、私たちが手軽に取り入れられるのがハーブティーです。

Point2

ハーブティーのリラックス効果

ハーブティーの多くには香りがあります。その香りをかぐことでアロマテラピー効果が期待でき、心をリラックスさせたり、体の緊張を取り除いてリフレッシュする効果があるといわれています。
カップから立ちのぼる湯気にはハーブの有効成分が含まれているので、湯気を吸いこめば、粘膜から有効成分を体内に取り込むことができます。

Point3

初心者にも飲みやすいおすすめのハーブティー

単品(シングルティー)でも飲みやすく、リラックスや美肌効果が期待できるハーブティーを4種類ご紹介します。

①カモミール:心を落ち着かせる

ピーターラビットの話に出てくることでも有名な万能ハーブティー。リンゴのような爽やかな甘い香りが特徴です。鎮静作用があり、心身をリラックスさせ、胃腸にもやさしいといわれています。

②エキナセア:免疫力アップ

北米の先住民が古くから薬として使っていたハーブで、くせのない、飲みやすいハーブティーです。「天然の抗生物質」ともいわれ、免疫力を高めるとともに、抗ウイルス作用、抗菌作用をもつとされ、風邪や感染症がはやる季節におすすめです。

③ローズヒップ:美肌

バラの実のお茶で、レモンの約20倍のビタミンCが含まれていることから、「ビタミンCの爆弾」ともいわれています。赤くきれいな色のハーブティーに酸っぱさはありません。残った果実は、ハチミツやヨーグルトを加えて食べることもできます。

④ペパーミント:爽快感、消化促進

シソ科の植物で爽やかな香りと清涼感が特徴。消化促進作用があるとされ、胃をスッキリさせたいときなどにおすすめです。ほかのハーブとブレンドするときによく合います。

Point4

ハーブティーを選ぶときの注意点

・薬用として治療目的で使用するのではなく、自然の恵みで体調管理をするセルフケアとして取り入れ
ましょう。

・処方薬を服用しているときや、持病や体調によっては、避けなくてはならない種類があるので、医師に
相談しましょう。

・長期摂取や特定の種類の大量摂取は、体に強く作用する可能性があるので控えましょう。

・妊娠初期は飲用を控えましょう。

・飲用につくられたハーブであるかを確認しましょう。手芸材料用などのハーブと間違わないように
注意しましょう。

・お湯で抽出して直接飲用するので、無農薬やオーガニックのものを選びましょう。

監修

西岡美加子 株式会社 せいわ 取締役 ハーブティーとギャラリー ならん葉 店長
2000年 よりオリジナルブレンドハーブティーの卸売り販売および小売りネット通販を開始。美容系クリニックやサロンへ提供する、健康と美容を考えたブレンドが好評。 2013年、東京都台東区谷中で、「ハーブティーとギャラリー ならん葉」 をオープン。生涯学習 ハーブインストラクターほか、ハーブに関わる資格を複数もつ。

URL http://naranja.ceiwa.com/