乳がんの体験談です。私は自治体の乳がん検診を毎年受けていて、マンモグラフィと触診の検査を毎年2月に受診していました。にもかかわらず2012年の12月入浴中にたまたま自分で右乳房のしこりに気付きました。今まで何故気付かなかったのかなと思うくらい、大人の親指第一関節分くらいの大きさでした。年末だったため、乳腺クリニックを受診したのは翌1月。悪い予感は的中し、乳がんでした。

 

その後2月に温存手術、腫瘍は2.6センチでした。手術は日帰りで入院もなくあっけないものでしたが、病理検査の結果、断端陽性という、要はがん細胞が完ぺきに取れていないという結果、しかも悪性度の最も高い部類に属すものでした。その後放射線、通常25回のところ30回受け、抗がん剤＋ハーセプチンの点滴を3週間ごと1年間、そして今現在ホルモン療法の最中です。

 

治療自体は覚悟を決めて受けていましたので、そんなにつらくなかったのですが、再発や転移のことを考えると、ものすごい不安でたまりませんでした。術後1年半以上たった今でももちろん不安ですが、自分はもう治っている、長生きするに違いないと思うようにしています。そして1日1日を大切に、笑顔で楽しく過ごすこと。また、冷えないように、ストレスをためないように気をつけています。