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20秒でできる顔の筋トレでたるみをスッキリ!

新型コロナウイルス対策のマスク着用が日常的になり、顔のたるみが加速したと感じる人が増えているようです。オンライン会議の機会も増え、「画面で見た自分の顔がたるんでいてビックリした!」という声を聞くようになりました。ひとたびマスクをつけてしまえば、「人に顔を見られていない」という油断がうまれ、マスクの下の顔は緊張感を失ってゆるんでいきます。今回は、ままだ式顔の筋トレ「コアフェイストレーニング」のメソッドの中から、表情筋を鍛えるのに適したトレーニングをご紹介します。

Point1

姿勢を整えて座り「コアフェイス」をつくる

顔のたるみの大きな原因は、顔の運動不足。衰えた筋肉を鍛えることで、たるみが改善し、肌の弾力も上がります。体のゆがみが顔の衰えを招くので、体の姿勢にも注意を向けることがポイントです。

まず、骨盤を立てて椅子に座ります。積み木をひとつずつ積み上げるようなイメージで背骨をまっすぐに整えていき、その上に頭がのるように調整します。次に額とあごが床に対して垂直になるよう調整したら、首の後ろを伸ばして頭の位置を高くします。顔と体の中心軸をつなげた状態を「コアフェイス」といい、顔を動かすときには、常にこの姿勢を癖づけることが小顔への道です。

Point2

パッチリと目を開き、上の歯を8本見せて笑う

額と目尻にしわを寄せないよう注意しながら、目を大きく開けて笑います。そのとき、上の歯が8本以上見えるように口角をしっかりと上げましょう。

Point3

指でV字をつくり頬のお肉を持ち上げる

両手の親指と人さし指を伸ばしてV字をつくります。Vの谷間の部分を口角にあてたら、そのままギュッと頬を持ち上げて5秒キープ。そのとき、口元に入っている力はできるだけ抜いて、頬の筋肉に意識を集中させましょう。

Point4

頬の筋肉は動かさずに指のV字をそっと離す

頬と口元の状態はそのままに、指のV字をそっと外して5秒キープ。このとき、頬の筋肉の状態を形状記憶させるようなイメージで。

Point1~4を1日3~5回ほど行います。

オンライン会議の直前に行うほか、トイレやお風呂で行うのを日課にしてみましょう。
Point2~4は、顔の状態を鏡でチェックしながら行うのがオススメです。
続けるうちに、たるんだ頬が持ち上がり、表情がいきいきとしてくるのを実感できるでしょう。
その日のうちに成果を感じられる人も多いというこのトレーニング。ぜひ実践してみてください。

番外編

凝り固まった眉間を優しくゆるめてリラックス

就寝前にオススメのリラックス術をひとつご紹介します。
1日の終わりには、知らず知らずのうちに蓄積した顔の疲れが眉間にあらわれてシワになっていることも。
その日の疲れは、その日のうちにしっかりリセット。リラックスしてぐっすり眠り、疲れを朝まで持ち越さないことで、顔も気分もスッキリするでしょう。

就寝時、ベッドであおむけになって目を閉じ、中指を眉間にそっと当てます。そのまま指先でくるくると小さく円を描くようにして、15~30秒ほどさすります。眉、額、鼻といった、眉間を中心とするエリアの中で疲れや緊張を感じるところがあれば、指の位置を変えながらさすりましょう。皮膚の表面をなでるのではなく、皮膚の下にある筋肉をとらえて動かすのがポイントです。余裕があればゆっくりと呼吸をしながら行うと、心身共にリラックスできますよ。

監修

間々田佳子
表情筋研究家、コアフェイストレーニング考案者
自身のたるみ顔を改善した経験を生かして「顔ヨガ」の指導をはじめると、たちまち人気に。カリスマ講師としてテレビや雑誌などで注目を集め、著書は累計54万部に到達。2020年には、表情筋研究家として新メソッド「コアフェイストレーニング」を発表した。