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株式会社 日立保険サービス

Chapter4

予防法

骨粗しょう症は、何よりも予防が大切です。特に思春期から最大骨量を迎える25歳ぐらいまでに、しっかり栄養をとって運動をして、骨量を多くすることが重要。ピークを越えると「あとは減るばかり」というところから、骨量は「骨貯金」と呼ばれることもあります。
しかし、「もう25歳はとっくに過ぎてしまったから……」と、あきらめることはありません。骨貯金をできるだけ減らさないように生活習慣を改善していくことは、何歳から始めても遅いということはありません。バランスの良い食事からカルシウムやたんぱく質をしっかりとり、運動の習慣をつけて、ウォーキングやスクワット、水泳などで骨をサポートする筋肉を鍛えることも効果的です。あえて高い目標は設けず「できる範囲」で、こまめに続けることが大切です。
また、喫煙や過度の飲酒も骨粗しょう症のリスクを上げる因子だと考えられているので避けましょう。

Chapter5

費用の目安

骨量や骨密度の計測は会社の検診や人間ドックの項目に含まれていることもありますが、「家族に骨折が多い」「閉経後で心配」など、骨粗しょう症の疑いがあれば検査に健康保険が適用されます。DXAの費用はおよそ7,000〜8,000円で、そこから保険の種類によって1〜3割が自己負担となります。
重症の人を除き、ほとんどの人が「経過観察」で、1か月〜半年に1回の通院で、処方薬もまとめてもらえます。

Chapter6

医師からのアドバイス

寝たきりにならず、いつまでも元気に自分の足で歩くためには、骨の健康を守ることが第一です。まずは今ある骨量を減らさないように、食事と運動を心がけてください。
脊椎の骨折は自分自身では気がつきにくいので、家族や友達が「急に背が低くなった」「背中が丸まって伸びないようだ」と感じたら、骨粗しょう症外来を受診するよう、アドバイスをしてあげてください。

地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
臨床研究推進センター部長 森聖二郎先生

千葉大学医学部卒業。千葉大学医学部付属病院などを経て、2007年東京都老人医療センター(現・東京都健康長寿医療センター)内科部長、2009年より現職。東京都健康長寿医療センターでは、骨粗鬆(しょう)症外来のほか、糖尿病・代謝・内分泌内科を担当。