「新」「春」のつく食材で旬を楽しむ健康メニュー 「新」「春」のつく食材で旬を楽しむ健康メニュー

名前に「新」「春」がついた春に出回る野菜は、生命力にあふれ、みずみずしく栄養も豊富。
この時期にしかない春野菜をふんだんに使った健康メニューを紹介します。

監修・料理作製 高瀬康子

食感とうまみを卵に閉じ込める 新ごぼうと卵のきんちゃく煮

調理時間25分

材料(2人分)
1個分288kcal
新ごぼう
40~50g(約1/2本)
生きくらげ
30g(乾燥の場合は4g)
にんじん
少々(2cm分くらい)
★だし汁(水+だしの素)
300㏄
★薄口しょうゆ
大さじ2
★みりん
大さじ4
油揚げ
2枚
3個
スナップえんどう
6本

作り方

  1. ごぼうをささがきにして水につけてあくを抜く。きくらげを細切りにする。にんじんは4mm程度の花型に切る。

  2. 鍋に★を入れて沸騰させ、①のごぼうときくらげを3分煮る。煮えたら網で取り出し、残った煮汁に水200ccを足しておく。

  3. まな板に置いた油揚げの上に菜箸を転がして、中を開きやすくする。

  4. 油揚げを半分に切り、中を開いてごぼうときくらげを等分に詰める。そこに溶き卵を等分に入れ、上部をようじで留める。

  5. ②の煮汁を再び沸騰させ、③を入れて中火で8~10分煮る。途中、スナップえんどうを1分、にんじんを4分ほど一緒に煮て取り出しておく。

  6. 煮汁がほとんどなくなり、きんちゃくを指で押して固まっているようなら火を止める。

  7. ようじを抜き、縦半分に切ったきんちゃくを皿に盛りつけ、スナップえんどうとにんじんを添える。

お料理ポイント

きんちゃくを煮るときはグツグツと煮汁を煮飛ばすイメージで。彩りにひと役買う春のにんじんは甘みが強いといわれています。花型が難しいときは、半月切りで。

作ってみました!

ごぼうやきくらげを先に煮て下味をつけることで、やさしいだしの味がしっかりと味わえました。

栄養豊富な春の食材

新ごぼう

春から初夏に出回る新ごぼうは、別名、夏ごぼうともいわれます。成長途中で若採りするため長さは短く、柔らかいのが特徴。香りがよく、あくが少ないのでサラダや炊き込みご飯におすすめです。水溶性、不溶性ともに食物繊維がたいへん豊富で、大腸の働きを活発にするといわれています。