ページの本文へ

介護のキホン

介護とは?

家族の介護、自分が介護を受ける側になったとき・・・
突然やってくるそのときとは・・・?介護にまつわる基本的な情報をまとめています。

介護が必要になった主な原因

要介護者等のうち、介護が必要になった主な原因は「高齢による衰弱」が14.7%と最も多く、次いで「認知症」が13.8%、「骨折・転倒」が13.1%、「脳血管疾患」が12.0%です。

画像を拡大する(新規ウィンドウを表示)

出典:厚生労働省「国民生活基礎調査」(令和4年)をもとに日立保険サービスで集計
(注) 四捨五入の関係で、足し合わせても100.0%にならない場合がある。

1

高齢による衰弱

2

認知症

3

骨折・転倒

4

脳血管疾患

平均寿命と健康寿命

平均寿命とは「0歳における平均余命」のことで、2019(令和元)年の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳です。
一方、健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいい、2019(令和元)年の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳となっています。

画像を拡大する(新規ウィンドウを表示)

出典:厚生労働省「健康寿命の令和元年値について」(令和3年)

主に家族(とりわけ女性)が介護者、「老老介護」も

厚生労働省の調査では、主な介護者は「同居の親族」が5割強で、また、同居・別居ともに主な介護者は女性が多いという結果が出ています。
要介護者等と同居している主な介護者のうち60歳以上は男性で72.4%、女性で73.8%と「老老介護」も相当数存在しています。

画像を拡大する(新規ウィンドウを表示)

出典:厚生労働省「国民生活基礎調査」(令和4年)
(注) 四捨五入の関係で、足し合わせても100.0%にならない場合がある。

介護に必要な費用と期間とは?

世帯主または配偶者が要介護状態となった場合の、公的介護保険の範囲外の費用に対して必要と考える初期費用の平均は234万円。
月々の費用平均は15.8万円で、「10~15万円未満」が29.5%で最も多く、次いで「20~25万円未満」が17.7%、その次が「15~20万円未満」の11.3%。
また、介護が必要と考える期間の平均は181.2ヵ月(15年1ヵ月)であり、「10~15年未満」が32.2%、次いで「20~25年未満」が19.0%、「25年以上」が11.1%です。

■世帯主または配偶者が要介護状態となった場合の必要資金(月々の費用)

  2021(令和3)年
5万円未満 3.7%
5~10万円未満 12.0%
10~15万円未満 12.0%
15~20万円未満 12.0%
20~25万円未満 12.0%
25~30万円未満 12.0%
30~35万円未満 12.0%
35万円以上 3.2%
不明・考えていない 15.1%
平均値(万円) 15.8

■世帯主または配偶者が要介護状態となった場合の必要期間

  2021(令和3)年
5年未満 3.1%
5~10年未満 10.0%
10~15年未満 32.2%
15~20年未満 6.8%
20~25年未満 19.0%
25年以上 11.1%
不明 18.0%
平均値(万円) 15.8

出典:生命保険文化センター「2021年度生命保険に関する全国実態調査」