聞かせて!あなたの体験談 闘病記や保険にまつわる話、健康や子育ての体験談を掲載しています。 聞かせて!あなたの体験談 闘病記や保険にまつわる話、健康や子育ての体験談を掲載しています。

9

~そもそもがんとは~

がん=治療がつらかったり、死を連想して「見つかるのが怖い」と考え、がん検診をためらう方もたくさんいらっしゃいます。2013年春に発表された内閣府の調査ではがん検診受信率は日本人は2、3割程度との事で先進諸国の中では突出して低いようです。

 

どの部位のがんでもそうですが、確かにがんは放っておくと恐ろしい病気です。がんは遺伝子のコピーミスから始まり一つのがん細胞が発生したら自然に消えることはありません。無限に増殖していき、他の臓器に転移し、最悪は死に至ります。 だからどの時点で発見されるかが非常に重要になります。少なくとも早く見つかれば治療の選択肢も増え、完全に治癒することも多く、日常生活も患者の理想に近い状態で過ごせます。

 

がんの場合、健康不良を訴えてから病院に行くときには、既にかなり進行しているケースがあります。殆どのがんは長い時間をかけて検査で見える大きさになります。乳がんの場合はがん細胞が倍に増える時間は約100日といわれており、画像で発見できるのはがん細胞が生まれてから大きさでいうと約5~6ミリ、時間でいうと約8年以上経ってからになります。既に結構な年月が経っていますよね。それを考えると早期である20ミリ以内、時間でいうと約10年以内で見つけたいものですね。早期のがんは自覚症状が殆ど無いので健康診断以外で見つけることは難しいと思います。私自身も自覚が無く、告知を受けてから患部を触ってみてもよく分かりませんでした。

また、基本の人間ドックや健康診断では見つからないケースも多いので、早期発見のためにも是非オプションのがん検診もおすすめします。

11

~もしもがんがみつかったら~

もし、がんが見つかってしまったら、主治医と対等に話し主治医の説明を理解する為にも、がんに関して正確な知識を持つことがとても重要になります。なぜなら自分自身で判断し、決断しなければいけないことがいくつもあるからです。
私は最初ネットや書物で知識を蓄えていきましたが、いい加減なものや一つの事柄に相反する見解も多く、情報は膨大にあるものの自分にとって必要なものがどれなのか情報量がありすぎて困ってしまい、それを選別するのに苦労しました。

そんな時に私は医療保険に付帯されている無料のメディカルサービスを活用して専門家の意見を参考にしたり、がん友(がん患者仲間同士は「がん友」と呼び合います)の知恵も拝借しながら自分なりの答えを常に探していきました。

結局最後の決断はドクターや周囲が決めるものではありません。そしてどのような決断をくだしても、何が正しい選択だったのか死ぬまで不安を抱えているのではないでしょうか。